八子クラウド座談会in仙台 【クラウドとモバイルで変わる企業と私たちの働き方】(全講演内容) 八子知礼 2013年4月27日

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*講演内容の全文を記載しています

スライド資料はこちらに↓資料を見ながら読んでいただくと内容が良くわかると思います。
http://www.slideshare.net/tomokyun85/20130427-22684236 

【クラウドとモバイルで変わる企業と私たちの働き方】
八子知礼 

*クラウドの定義                          
クラウドって日本の国の中でどのくらい使われているのか…
というお話を始めると厳密に定義するとそれはクラウドでは無いとか、言い出す人もいるので
ネットワークの向こう側にデータセンターがあって、物理的なサーバがたくさん置いてある。
それを、ネットワークを通じて使うモデルを想定してください。

その中で仮想化というモデルがあります。
その物理的なサーバの上に、ソフトウェアでサーバをいくつも立てます。
このパソコンの上に同じようなパソコン画面が4台も5台も立ち上がるようなイメージをしてください。
それはスイッチでON、OFFできるようになっています。
それができるようになるということはどういうことが起こるのかというと
明日の朝、1000台のサーバが欲しい場合、ポチポチポチとスイッチを入れていけばよいのです。
明日の夜には必要なくなるという場合、またポチポチポチとスイッチをOFFにしていけばよいのです。
なので拡張性が圧倒的にあります。動的に伸び縮みさせることができるのです。
普通のPCは購入すると動的に伸び縮みしないですよね。買ったら買いっぱなしですよね。
お金も払ってしまいます。
動的に伸び縮みするということは、使わない時にはお金を払わなくて良い、
使った分だけお支払いをするというしくみになっています。
たとえば昼間しか使わないのであれば昼間の分しかお金は払いません。
もしくは、月末処理の忙しい3日間だけ50台追加します。という場合は
忙しい3日分だけしかお金を払いません。というモデルです。
今までは月末処理の忙しいピークに合わせた必要台数のサーバを置くというITモデルだったわけですが
必要な時のみ調達することで、圧倒的に安く調達できるのですね。
一つの企業だけで使うのでなく、データセンターにあるのですから、複数の企業で利用したり
色々なデバイスから利用出来るのが特徴です。

経営の観点からは3つの特長があります。
まず、コンピュータを所有していません。利用しているだけです。
もう一つはコンピュータそのものでなく、コンピューティング、目的志向になっています。
そのクラウドいう基盤の上で、何をするのか、どんなアプリケーションを動かすのか
そちらの方が重要なポイントになっています。

さらに、儲かった部分からお金を払いましょう。ということになります。
今までのIT投資は儲かるか儲からないに関わらず、まずサーバを買ってきて、その上にアプリケーションを組み込んで…だったわけですが、来月儲かる分からサーバのリソースを買いましょう。という発想が実現するわけですね。
これがクラウドの基本的な考え方になります。

データセンターの中にたくさんのサーバがあって、ソフトウェアでも動かすことができて
ネットワークを通じてアクセス出来て、必要な時に必要なだけサーバリソースを使うモデルだと考えてください。
これがクラウドコンピューティングです。

*クラウドの普及                          
そんなの現実に使っておられるのか?そういう市場があるのか?という話ですが
クラウドのマーケットというのはパブリッククラウドと言って、みんなで一つのリソースを使いましょう、皆で同じデータセンターを使いましょう。というモデルと、プライベートクラウドと言う、
一つの会社でそのクラウドの環境を占有しますという使い方との二通りあります。

一つの会社で使うプライベートクラウドの場合、皆で共有して使うモデルの4倍ぐらい市場があります。
その市場の伸びというのは、毎年40%近い伸びでどんどん伸びて行っています。

パブリッククラウドというのは、国内ではたとえば富士通さんであるとかNECさんであるとか
も提供されていますし、海外であればアマゾンWebサービスさんやGoogleさんなどプレヤーが一通り、色々なサービス提供を完了している状態であります。
ソフトウェア・アズ・ア・サービスと言って、皆さんが使っておられる、WordやExcelなどの
アプリケーションをサービスで提供するというモデルはつい先日マイクロソフトから出たばかりです。
それらはちょうどサービスの全盛期でありますが、インフラを貸し出しますよ。というサービスは一通り投入が終わっていて価格競争になって来ているのが現在の日本の状況です。

そんなモデルが本当に普及しているのか、ということに関しては、アジア各国に比べると日本におけるクラウドの認知度が非常に高い事で理解できます。
IT関係者では92%がクラウドのことは知っています、重要ですとお答えになっています。

さらにクラウドを利用していますか?という調査を昨年NTTコミュニケーションズさんが実施されました。
すると1/4の企業方が使っているよ、とお答えになっています。
さらに34、5%の方々が現在利用していないけど、そのうち使うつもりがあるよとお答えになっています。

一年前でこの数字です。
おそらく現時点では半数以上の企業が、クラウドを使っていることでしょう。
もう一度冒頭の質問をさせていただくと、皆さん個人であってもクラウドを使っていない、なんてことはないですよね
企業の中でも何らかの形でクラウドを組み込んでしまっている、使ってしまっていることは考えられるわけですね。
半分以上の企業です。
この感覚値に皆さんが来ることができるかどうかです。
これは東京エリアだけの話ではありません。

九州のエリア、2週間前に熊本で講演させていただきましたが
熊本の皆さんもだいたいそんな感じとおっしゃっていました。
皆さんも個人では使っていらっしゃるとおっしゃっていましたが会社に戻った時、あなたの会社は使っている側ですか?使っていない側ですか?
歴然と分かれるはずなのですね、50%の使用率ということは…

これからどちらに乗っかっていくのか、考えていかなければいけないということですね。
さらにいくつかインパクトのある数字があります。
まず、クラウドを活用するとコストが1/3ぐらい削減できるので、費用は現状の2/3になります。
削減の内訳は初期調達の費用、開発、運用コストですね。
さらに1/1000という数字があります。これはサーバーを調達しようとすると普通一週間はかかります。
一週間どころか一か月ぐらいかかることがあります。
これがソフトウェアでポチポチポチとスイッチを入れるわけですから10分でサーバーが立ち上がります。
単純に計算してください。10分と一週間では1000倍ぐらいの差があります。
サーバーの調達時間が1/1000です、さらに開発時間が1/3とか1/5になってしまう。
そのぐらいリードタイムがあっという間に縮まるのです。
これだけ縮まることにより、あっちの企業がうちのサービスを真似するのに
しばらくかかると思っていたのが、明日できてしまうかもなのです。
本気で開発しようと思ったら、同じサービスを3週間で開発してしまいます。
このインパクトです。
今までであれば真似が出来なかったことが真似できてしまうようになる。
それぐらい凄まじい話なのです。

*クラウドのメリットとデメリット                   
クラウドで終わること、始まること、いろいろあります。
買ってくるのでなく、需要に応じて利用するモデルなので「オンデマンド」ですね、
さらにモバイルで使うので、動きながら楽しむという環境もありますし、基本的にクラウドの上に貯めておけば、
先ほどお話をしたAppleのiCloudのように色々なデバイスからそのクラウドにアクセスすることができるので
複合的に色々なメディアやデバイスを連携させることが前提となります。
どういうことが起こっているかというと時間的、物理的な制約、もしく断絶しているデバイスの状況からの解放なのですね。
シームレスにそれぞれのデバイスを連携させる。
時間的な差を短くするよ、待ち時間が無いんだよ、というモデルをクラウドが実現しるのですね。
これは画期的なことです。今までなかなか出来ませんでした。

さらに先ほどクラウドは圧倒的に安いと言いましたが、今までだと高機能で高品質なものは高いという常識でした。クラウドも高機能で高品質です。でも安いのです。
リーマンショック以降、クラウドというのが普及したのですが、なぜかというと
企業においてもIT投資が20%ダウン。皆さんのコンシュマーの領域においても
IT、ソフトウェアに関してあまり投資が出来なくなりました。そのような波に乗って
クラウドがメジャーになってきたという背景があります。
「安くて早くて美味い」牛丼みたいなITですね。そう考えていただくとわかりやすいかと思います。

クラウドはすぐに使ってすぐに返してしまうということも可能になりました。
申し込みました、立ち上げました、キャンペーンが終了しました、ハイさようならと返してしまえます。
もしキャンペーンが失敗したときも、次にこういうキャンペーンをやろうと、
トライアンドエラーが何度でもしやすくなります。これがポイントです。
クラウドは、安くて早くて調達実装可能なので、このトライアンドエラーを速く回すことができます。
今まではキャンペーンを年に4回しかできませんでしたが、12回、24回にすることも可能かもしれません。
当然お金もかかるのですが、トータルでかかるお金が同じならば回数をたくさん試す方が有利ですよね。
なぜならば何度も試す方がうまくいく確率が高くなります。経験則ですから。
トライアンドエラーを繰り返せる環境もクラウドが提供できることのひとつです。

しかしデメリットだってあります。残念ながらネットワークにつながっていないと機能しません。
時々モバイルでアクセスしていると、電波状況が悪くて、なんだこれ?クラウド使えてるの?
という状況があったりします。
一方でネットワークにつながっているからこそ、他の会社の方々と仕事をするなんてことが
比較的簡単にできるようになります。

ただし、いくら自分のパフォーマンスが高くても前の工程の人が出来ていなければ
全体のパフォーマンスが下がるなんて状況が起こります。
ですから、バリューチェーン全体、みんなでパフォーマンスを上げるということが
必要になります。
皆でつながり、皆で情報を共有する。というモデルが必要になるってことですね。

*クラウド利用によるイノベーション                
ここで少し手伝っていただきます。手拍子をお願いします。

「会場全員で手拍子」→(八子”Power to the people”をアカペラで歌う)

今、皆さんに協力していただきました。
直前にバリューチェーン全体でパフォーマンスを最適化しないといけないという話をしましたね。
今、全く同じことを皆さんにやっていただきました。
今物理的につながっていないですが、手拍子がネットワークでつながっている環境を作りました。
皆さんに協力していただいたことで場が盛り上がりました。
そのおかげで私も恥ずかしがらずに歌が歌えました。
ポイントはココなのです。一人では何もできないかも知れないですが
みんなでだとできる。みんなでだったらパフォーマンスが上がる、みんなでだったら盛り上がる。
この考え方がクラウドです。
これを皆さんに実感していただきました。
これがネットワークの向こう側で、リソースを使いながらみんなでパフォーマンスをあげていく考え方です。
皆さんに体験していただいたこの状況がクラウドなのです。
これがクラウドコンピューティングであり、クラウドワーキングの語源になっている
群衆(crowd)という考え方、クラウドソーシングにつながっています。
クラウドがもたらしたこと、今のようにみんなで協力し合えば実は大企業に勝つことができるのです。
小さな企業がコラボレーションすれば十分強みがあるのです。
情報資産が軽い、
IT資産も軽い、
レポーティング量も多くない。
社内の風通しが良くて、組織の改修がそれほど多くない。
という、規模が大きくない会社の状況と
大企業を比較してみると…

大企業では
情報資産が多い
IT投資がかさむ
レポーティング量が多い
部門間の仲が悪かったりします。
社内の風通しが悪かったりもします。
組織の階層が深い。
なんてことが起こっています。

このような大企業と比べると、ベンチャー企業や小さな企業が力を合わせていく方が圧倒的に強いのですね。
会社の場所を問わない、会社の規模を問わない。リソースの大小を問わない。
そんな時代が来ています。
戦えるのですね。「勝てます」

それがクラウドの一番良いところと言えるのですね。
そういう意味で言うとモバイルとクラウドを組み合わせることでイノベーションが起こります。

*クラウドで変わる働き方
現在日本のスマートフォンの普及率が23.5%から30%ぐらい。凄まじい勢いで伸びています。モバイルワークというのは、今までもノートパソコンを持っていたし、携帯電話を持っていたら、外でNetに繋いで普通にモバイルワークやっていたよ。とそんなに大げさにいうことではないのでは?という意見があります。

ところが、クラウドを使い始めてタブレットとかスマートフォンを使い始めると変化が起こります。
モバイル1.0(過去)とモバイル2.0(現在)とでは凄まじい断絶があります。
モバイル2.0ではタブレットやスマートフォンから利用出来るので、デスクが必要ありません。
その代り非力なので、クラウドと連携し、非力な部分をデータセンター上の処理で補わないといけないというデメリットが多少あります。

ただ一方で携帯電話とPCで実現されていたような、デスクが無いと打てない状況、
取引先の方々と一緒に仕事をする、基本的にはデスクがある環境は
自宅であるとか作業場が限られていたわけですが、
スマートデバイスを使って仕事をするにはカフェでもNetカフェでも構わないわけで
あろうことか移動中でもかまわないわけです。
そういう状況下でどういうことが起こっているかというと
たとえばわれわれ幹事グループが、打ち合わせを行っているのはFecebook上です。
取引関係が無くてもそういう方々と仕事をしているのですね。
取引関係に依存していません。
さらに、もしかしたら後ろで見ているかもしれないという、衆人環視の環境の中でも仕事をしています。
凄まじい事態です。このように働き方が違うのです。
前提になっているのはスマートデバイスとクラウドの利用です。
ですから、皆さん働き方が変わりますよね。
スマートフォン持つことで常にメールが見えるようになりました。
そのうちどのようなことが起こるようになるかというと、スマートフォンの上で
アプリケーションが動くようになります。
会社の業務アプリケーションにアクセスできるようになります
朝起きたらすぐにワークフローで承認をするなんてことがどんどん起こっています。
24時間仕事をしなければならなくなる可能性が出てきます。
また、今の働き方の課題というのはたくさんあります。
たとえば少子化対策についても、モバイルであるとかクラウドを使うことにより、
育児をしながらご自宅でどんどん働いてください、という話につながります。

たとえば、私たちの会社もですが、一般的に企業での一人当たりのメールボックスの容量は
多くはありません。
メールサーバーの容量が一人100MBしかないなんてことも多いです。
ところが新入社員として入ってきた人たちが、学生の時にGmail利用していて、
容量が7GBあったのに、なぜ会社は100MBしかないのですか?と、不満をいうわけですよね。
他にも、うちの会社ではEvernote使えないのですか?など色々不満を言います。
ツールは何でも良いですが、色々な自分のクリエティビティ、生産性を上がる手段が
世の中にあるにもかかわらず、企業の環境に入ると、自由にモバイルが使えない、
クラウドが使えない、となると生産性を著しく阻害します。
クリエータの人にクラウドの環境を提供しないと、どういうことになるかというと
それらを使わせないと有能な人材が逃げていくのです。

さらに災害対策、これについては皆さんに申し上げる必要もないと思います。
このエリア、仙台においても痛いほどわかっているものと思います。
特に災害の後、もっとも早く立ち上がったのはモバイルネットワークだったと理解しています。
出社困難な状況においてもテレワーク、モバイルワークを駆使することにより
色々な方々とつながることが可能だった。

さらに、「シャドウIT」会社に公知な状態ではなかったとしても
個人のPCを会社の環境の中に持っていくというのは当たり前になっていますが
それによって個人情報が漏えいしたり、セキュリティが阻害されるような状況というのが
十分起こり得ています。
これからは、オフィシャルなものとして企業ネットワークに取り入れることで
シャドウである状況を排除する、ないしは共存することが重要になってきているということですね。

こういった環境を用意することにより、モバイルとかクラウドワークを皆さんの
働き方の中に入れていく、個人のライフスタイルであるとか、ワークスタイルが少しずつ変わっていくわけですね。
残念なことに日本のモバイルワークの人口は、今まで非常に低空飛行でした。ほとんど増えていませんでした。
ところが震災をきっかけに、皆さんご存知かもしれませんが90%近い伸び率でドーンと伸びました。
それぐらい離れたところから仕事をしないとならない状況があり、仕事ができる環境を準備する重要度が
当たり前のように実装しなければならないこととして、われわれ国民の中に
考え方が根付いた結果だと言えると思っています。
今後その流れについては継続して伸びていくという風に予測されています。
八子クラウド座談会in仙台

ですから、モバイルワークというのは当たり前になっていきます。
端的に言うと立って仕事ができます。デスクは要りません。
そうすると、立って仕事をしてもいいよねという発想になります。必ずなります。
オフィスのデスクの数が減っていきます。
で、自由にカフェで仕事をしてもらおうということに、出社しなくても良いよということにもつながります。
それはリストラという意味ではありません。そういう環境がもうそこまで来ようとしています。
スマートデバイス、モバイルデバイスからクラウドを使う、「モバイルクラウド」というものは
先ほどの普通のクラウドが40%前後の成長率であったのに対して、なんと200%の成長率で
伸びていくと言われています。
このままの成長率で2020年まで引っ張った場合には、ほとんどのクラウドというのは
モバイルで利用されているということが実現するでしょう。
そういう世界観になっているということが言えると思っています。
モバイルクラウドは固定のクラウドを確実に超えますということなのですね。

*クラウドの広がり                         
製造業なんかの工場を除き、産業別の生産性の指数を、平成17年を100としてプロットした図がここにあります。
そうすると…IT業界の関係者の方は
凄まじい勢いで生産性が伸びて行っていますよね。
これは当たり前だと思います。そういう業界ですから。ところが、平成17年を境にダダ下がりに
下がっている産業がいくつも存在します。なんと10ポイント以上下がっている産業があります。
卸、金融、保険、不動産、学習支援、複合サービス、建設です。
この業域なぜ下がっているのか、IT業界の皆さん旨に手を当てて考えてみて欲しいです。
提案しましたか? もしくは提案し続けましたか?儲からないと言って諦めていませんか?
大抵の場合諦めています。儲からない、金持ってない割にうるさいからとか…
ユーザー企業の方々も胸に手を当てていただきたいのですが。
よく海外、海外と言われるのですが、まだこれだけ国内の業界があり生産性が改善できる余地があります。
ただし、これまでの業界と違うのは、やっぱりお金を持っていないということもあります。
その上、当然十分な成長する産業であるわけでもない。
ただ地場では確実なニーズがある、そうするとどんどんコストの高いものを売り込んでいくという話では
無いですし、ユーザー企業の皆さんからしても用件要求わがまま言い続けていけばよいものではない。
使いやすいものを安く提供してほしい…と。よってそれに関しては、提案していないのであれば提案して
行きませんか、と、もしくは享受してない産業の皆さんからしてみると、ぜひ提案してくださいと
いう手を挙げた方が良いですよね。

今までそういう意味で言うと先ほどのような産業の皆さんは、
パソコン対応されていらっしゃらないかたがたくさんいらっしゃいます。
特に建設業とか…だって落としますよね…建設現場だと…
だから今までパソコンで改善されてきたのはどちらかというと
デスクワーク中心の世界観でした。
タブレットのようなものタブレットであるとかスマートフォンであるようなものを使うと
どういうことが起こるかというと
(ここで、iPadミニ八子投げ~)やべー(笑)

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落としてしまうシチュエーションがあります。
職人さんであるとか、コカコーラなどの在庫補填の業務であるとか
落としてしまうことがあるわけです、なのでパソコン対応していないのです。
専用端末やがんじがらめの固い端末で対応したりしています。あれ一台30万円したりしています。
ところが、これは4万円から5万円です。クラウドと連携することが前提となります。
先のようなお金を持っていない業界の方にも提案ができるのです。
しかも難しくありません。
タッチで使っていただける簡単なアプリケーションも作れます。
たとえば工事現場のおじさんたちが、今までは30人、20人ぐらいの人を管理していればそれで済んでいました。
それぞれのエリアから助っ人が来て工事現場に人が入り込み始めました
そうすると誰がいつ来てどのぐらい働いたのか?
誰がどこの資材をどのくらい使ったのかなんと現場が終わって作業が終わった後
深夜残業で全部それを帳簿に付けるというようなことがあったのですね。
それを日中現場で動き回っている環境の中でこうしたタブレットを利用し、
簡単なアプリケーションを作って、ポチポチポチポチとあいつとあいつはここまでビューっと、
何時間来た。なんて入力することが出来ればどんなに簡単なことか。
実際に提供された実績があります。工事現場クラウド
それによって生産性が改善されています。

今からどんどん改善されていくと思っています。
机に座っているわけではない人たち、もしくはホワイトカラーではない人たち
でない人からこそ、生産性を改善する余地がないかなと、かねがね申し上げてきました。
これにより働き方が変わります。直行直帰ができる。もしくは深夜残業しなくてすむ。
起こったことをその場でリアルタイムに入力を済ます事が出来るように変わります。
これが大きなワークスタイルの変化であり、ライフスタイルの変化です。
で、こうしたクラウドの時代にぜひとも皆さんに持って帰っていただきたいのは
いくつかの条件があります。

*クラウドが起こすワークシフト                  
皆さんワークシフトという本を読まれましたか?
リンダ・グラットンという先生が書いておられる本ですが、
三つの大きなシフトについて言及しておられます。
一つ目のシフト
働き方が大きく変わりますよ。と言及しているのですけれども
ゼネラリスト、何でもできるゼネラリスト
浅い知識、応用が利かない、そんなものは検索してしまえばGoogleやWikiに取って変わられますよ。
良いのですか?そんなことをしていて…
そうでなく、連続スペシャリストを目指してくださいと…
専門知識を連鎖的にどんどん養っていく。
ある時は技術者だったかもしれないですが、その次には現場監督のプロになっていて
いつの間にか医者になっていて、最後は弁護士になっていた。みたいな
連続的、連鎖式に自分自身が変化、脱皮をするというようなことを繰り返すことが
必要になってきています。

脱皮をした瞬間には、ほかの人から見て自分が何物なのかがわかりにくい為
自分で自分自身をプロモートしないといけないので、セールスマーケティングが必要なのですね。
あなたは何者なのですか?いや僕はこういうものです。
過去にはこういうことをしていました。
その技能を使って今ではこういうことをしています。ってことをアピールする才能が必要になります。
さらに二つ目
今まで一人一人が孤立していました、僕が幹事なのにアイデアが浮かばないよ…
という状態があるわけで、アイデアがない…あっても、支援してもらえない。
出し続けるってことに対して支えが無い。今の時代そんな事ではいけないのですよね。

将来、未来には必ずイノベーション、革命的、革新的な発想が重要になってくると言われていて
一人で考えていても仕方がないので、いろいろな人と結びつく事が重要になってきます。
それには三つのネットワークが必要と言われています。

一つ目が「ビッグアイデアクラウド」色々な人とつながって、
オンライン上で色々な人とアイデアを共有し、世界の人たちとつながりましょう。
日本だけでは発想が貧困だと言われています。

二つ目、お布施という考え方があります。(教えを説き示すこと、恐れ・不安を除いてあげること)
同じ志を持つ人とつながりましょう。と
そうしたらどういうことが起こるかというと
当然同じ志を持っている人がもっとこうしようよとか
君のアイデア良いよとかささやいてくれたりするのです。
それが発展すると、自己再生なコミュニティになり
君の考えは間違っていないよ、世間はきっと君を認めてくれるよと。情緒的にその人を
精神面で支えるというコミュニティも必要になってくると…
同じ志を持っている人が近くにいてくれないとたまにめげるのですよね。
私なんかもそうです、こうやってしゃべっていますが非常にデリケートなんです。(笑)
自己再生が必要なことがあります。
それが支えていただけるようなコミュニティがあると
やっぱり、もっと戦おうと思いますよね、こうした変化が必要になります。

三つ目、大量消費の時代から、少し変わって来たという事はわれわれ日本は非常に実感していますね。
今までの考え方は、給料増やしたい、もっと増やして車買ってやるんだ!ということがありましたよね。
しかし今は、所得が増えても何かハッピーじゃないなあ…と
日本生命が調査したところによると、幸福度は大体所得が年収1500万円をピークで
それ以上年収が上がったとしても幸福度がだんだん下がっていく。
次に幸福度が上がってくるのが所得が年収1億を超えてこないとピークを越えないそうです。
これは、起業して成功しないと越えられない壁なのです。
所得があまり増えてもハッピーじゃないという、さらにどんなに働いても出世しても
なにかむなしい。時間ばっかりかかって…。
会社はある時には買収され、倒産することもある。やっぱりそうするとむなしいのですよね。
何か違う、今の時代、では何をするか…と。
情熱を傾けられる経験こそがわれわれが生きていく上で一番重要なポイントなのではないでしょうか?
ということを本では訴求されています。

地球規模で環境に良いことが何かできるか。
愛する人のために何かやりたい守りたい。
しなければいかいことがある、もしくは戦うべき敵がいる。
それに対して働くことでいられる充実した経験
あの企業を打ち負かしてやった、お金はあまりかけていないし、時間も実はあまりかけていない。とか…
もしくはあの人のためにやった。すごく充実していた、認められた。
そういう経験こそが重要であると言われています。
働く意義が変わってきています、これだけ働く方の意識が変わってきている時に皆さん
今までと同じリソースの使い方をしていて良いのでしょうか?
当然、トライアンドエラーが必要になります。

先ほど申し上げましたように、トライアンドエラーを試す時に
何が役に立つのでしたっけ、クラウドですよね。モバイルですよね
そうしたものをうまく活用、味方につけることによってみなさんが
やりたいこと、このような世界の変化に対して対応できる環境がつくれるのですよね。
これが重要ではないかな、と思うのです。
そういう意味ではクラウド時代のワークスタイルの本質はこうやって皆さんが
集まって議論をする、もしくはアイデアを出す、お互いに支えあう
そうしたモデルなのではないかなと…
コミュニケーションだけではありません。
実際に実装できるアプリケーションが必要になってきます。
その二つを組み合わせて一番重要なことはコラボレーションすること
何か一緒に作りましょうと
「うちの方でリソース出しますよ」「いやぁこれではうまくいきませんね」などと
コミュニケーションしながら連鎖的にコラボレーションを生み出していく。
これこそがクラウド時代に実現するネットワークの使い方ではないかなと思うのです。

ところが集まってみると、そこには競合企業の方がいらっしゃるかもしれません。
ああいやだな・・・と思われるかもしれません。
今まではそういう人たちと競争していました。
一人ひとりで考える知恵なんて非常に浅い。
競争することよりも、一緒にマーケティングしませんか?一緒に提案に行きませんか
やれるところはシェアしませんか?という考え方もあると思うのです。
それを同じ「きょうそう」でも「共創(コラボレーション)」と呼ぶわけです。
同じ競争するのだったら、ぜひこっちの共創してください。
今までの競争はあさましい。
これからの共創は創造しい。
そのような経験をぜひとも実現していっていただきたいなと思っています。
それができる環境が、ここ「クラウドガーデン」なのではないでしょうか?
イノベーションは混沌とした場所、環境からしか生まれないと色々な人が言っています。
ですから、整然とした机が揃った環境、縦横にきちんと整列した環境では生まれない。
ぜひ、こうした混沌とした状況の中から新しいビジネスを生み出して
復興だけではなく、われわれ日本全体がどうやって行けば強く戦うことができるのか
考えていっていただきたいなと思っています。

(2013年4月27日 八子クラウド座談会in仙台クラウドガーデンにて)
八子知礼

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